大学受験予備校大百科

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要になるのは「教える側の人間力」

難関大学合格という大学受験の実績が高い中高一貫校をつくることはもちろん悪いことではない。地域社会もそれを望んでいることであろう。しかし、これまでのような入試の形や内容を前提として設計したのでは早晩当てが外れるに違いない。いま大学の入試は大幅に変わろうとしている。知識の記憶に長けた生徒や、常套的な問題の解答練習を積んだ生徒でなく、知的戦闘力のある生徒、人間としての幅の広さや、学習においても日常生活においても、常に本質から目をそらすことのない習慣を身につけながら中等教育を受けてきた生徒を入学させる方向に動き出している。こういった動きに対応するために中高一貫校では、教科の内容や学校行事を素材にして、人間教育をしていくしかないのである。文科省が指摘しているようなメリットを活かし、目先の進学実績を捨てて、公教育の持つ土俗性や、生徒が勉強ずれしていないというよさを認識して、地道な努力をつづけるならば、公立と言えどもトラック一周遅れの勝者になれるはずだ。もちろんその時、要になるのは、教える側の人間力である。
> 四谷学院さんのホームページ

大学生講師が一般化

個別指導塾の場合「個別指導塾の先生ってどんな人なのだろう」なんて思ったことはありませんか。子どもを迎えに個別指導塾に行ったとき、あるいは三者面談や進路相談のとき、講師があまりにも若くておどろいたことはありませんか。今はどこでも学生アルバイトの講師が多いのです。かつて、二十年ほど前までは大学生のアルバイト講師は少なかったものです。個人経営の個別指導塾では、大手個別指導塾に勤務していた講師が独立開業したケースが多く、生え抜き講師が生徒を指導していたものです。また学習個別指導塾などは学校の教員をしていた人が教えるケースが多くありました。大学生講師が一般化したのは私立中学・高校受験が普及してからのことです。個別指導塾へ通う子どもたちが増えれば、とうぜん講師の数も増やさなくてはなりません。
> 55段階個別指導について

太古に遡ってスタートするのが常道

歴史の授業とは旧石器時代、新石器時代など、確認できる限りの太古に遡ってスタートするのが常道であるが、はたしてそれは正しいのかというのが、この逆さま世界史を考え出した講師の発想の原点であった。現在の日常の生活と関係のない、太古に想いを馳せてロマンからスタートするのもひとつの方法であろうけれども、より身近な現代の事象からスタートして、なぜそうなったかを、逆に追いながら過去に遡ることによって、現実感を持った歴史の学習ができるのではないだろうか、というのだ。たとえば、なぜ日本は太平洋戦争の開戦を決意したのか。ABCD経済包囲網←中国への侵略←遅れて来た帝国主義の青年←先進諸国の植民地主義のお手本……。この逆さま世界史は「分かりやすい」「あっ、そうだったのか」「謎解きみたい」と生徒には大変好評であった。しかし、致命的な欠点があった。模擬試験における進度の問題である。日本中の高校や予備校では歴史の授業は古代からスタートしている。そして年間に四〜五回実施される模擬試験はその進度に沿って出題される。残念ながら逆さま世界史はそれに逆行するのである。結局、この講座は特別ゼミや夏冬の講習会などの、レギュラー授業以外でしか実現することがなかった。

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